若手の就社意識の低下や転職が一般的となっている今日、従業員の定着・育成は組織の中で大きな課題となっています。しかし、それを行う幹部社員・管理職層は人材育成スキルそのものを体系的に学ぶ機会が少なく、求められる成果に対して「人の成長」が追いつかない状況が生まれています。
指示・命令・アドバイスを待つ「指示待ち族」ではなく、自ら問題を発見し解決策を導き出す「自律型人材」の育成が急務となる中で、あらためて「コーチングスキル」が注目されています。
近年、「コーチングスキル」の導入は大手企業を中心に拡がりつつありますが、中小企業を含め多くの企業ではまだまだ普及・浸透していません。
一般的にコーチングは、指示・命令・アドバイス以外の手法として、部下の気づきやアイデア、自発性を引き出す“質問”を中心としたコミュニケーションを行いますが、さらにビジネス的なフレームワークを取り入れ、1on1ミーティングへの活用、また問題解決や課題発見スキルを同時に高めることが可能となります。
コーチングスキルの習得に際して、今までの「つい上司が答えを出して部下に言ってしまう」習慣を変える必要があり、一般的には1日や2日の研修で身につくものではありません。
人活工房では、多忙な幹部・管理職のスケジュールに個別で対応できる「マンツーマン学習」と、複数回の研修とその期間中における職場での実践を通したスキルの積み上げ、振り返り学習をミックスした「集合研修/レポート&フィードバック」の2つの基礎研修プログラム(BASIC)があります。そして両プログラム修了者対象のさらなるスキルアッププログラム(ADVANCE)も活用できます。
コーチングを「受ける&身につける」
個人対応プログラム
流れ |
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1.コーチングを受ける |
2.コーチングフレームの解説 |
3.コーチングを行ってみる(ロールプレイング) |
4.コーチからのフィードバックとアドバイス |
学習内容 |
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・目標設定を適確に行うモデル |
・傾聴を行う時の「やり方」と「在り方」 |
・問題解決のための基本モデル |
・1on1ミーティングの行い方 |
コーチングを学び実践
ロールプレイング&グループワーク
流れ |
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1.各種コーチングフレームの解説 |
2.ロールプレイング |
3.フィードバックとアドバイス |
4.グループ学習 |
学習内容 |
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・傾聴トレーニング |
・MBTIを使ったベーシックフィードバックによる自己理解・他者理解のトレーニング |
・問題解決の基本コーチングモデル |
・他者の状態を「観る」実習 |
・フィードバックの仕方・実習 |
・承認の仕方・実習 |
・1on1ミーティングの実践トレーニング |
・経験学習モデルの実施方法 |
BASIC修了者対象
コーチングの引き出しを増やす
流れ |
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1.各種コーチングフレームの解説 |
2.ロールプレイング |
3.フィードバックとアドバイス |
4.グループ学習 |
学習内容 |
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・価値観について |
・ミッション・ビジョン・バリュー |
・理念と業務を繋ぐモデル |
もともとコーチングを学んだことがあありましたが、コーチングを受けることで経営課題の整理・解決が早まり、コーチングの復習もできたので、あらためて部下に対して活用しています。
人材派遣/経営者/女性
コーチからコーチング受けた後に即座にコーチングの手法を教えてもらうができたので、具体的なコーチングの方法が理解しやすく、早く習得できました。
医療/管理職/男性
多忙なため公開講座への参加が難しい中で、個別対応のプログラムは有難かったです。自分のペースで時間調整ができ、学びを進めてもらえる点も大変わかりやすかったです。
製造業/経営者/男性
今までは、部下とは半期に一度くらいの面談で良いと考えていましたが、自分がコーチングを受ける側に回り、コーチングを取り入れた1on1ミーティングが有効な事に気づき、早速実践しています。
流通/経営者/男性
普段関わることが少ない同じ役職の人たちと共に学ぶことで、学習した内容だけでなく悩みや解決策を共有出来て良かったです。
メーカー/入社18年目/男性
研修の合間に提出するレポートは正直大変でしたが、学びをすぐに実践し振り返ることで自分を客観的にみる習慣がつき、部下の力を引き出せるイメージが増えました。
建設/入社12年目/男性
今まで1日くらいの座学中心の抽象的な管理職研修しか受けたことがない中で、時間をかけて実践しながら学んでいくことでリーダーの役割はこういうことか、と腑に落ちました。
メーカー/リーダー/女性
以前にもコーチングを学んだことがあしましたが全然使えていませんでした。コーチングのモデルをちゃんと理解でき誘導する癖を直すことができました。
小売業/入社13年目/男性