私が小さい頃、よく子供ながらに買って欲しいものをおねだりすると、きまって、『我が家は買ってあげれない』と言われていました。ただ、その後に、『もらうより、あげれる人が豊かなのよ』と当時の私にとって意味のわからないことをよく言ってました。

今、お恥ずかしながら、この年齢になってやっとわかってきました。

もらう事を期待せず、与え続けれる人は、他者が幸せになることそれ自体が自分にとっての喜びです。

そんな人にはたくさんの人が集まり、必要とされ、結果として富がついてくる時もあります。
つまり、利他の心が、豊かになる秘訣ではないでしょうか。

人はついつい先に自分がもらおうとする。権利を主張する。最近ではそれが行き過ぎてモンスター○○と言われたりしますが、利己の極みですね。貧しい…

昔の日本は個より公、お金より徳が大切にされていました。
つまり、人に役立とうと。
だから、結果、国が物質的にも豊かになった。心の豊かさが、物質的な豊かさを作ったとも言えます。
そして今、危機的な事に、心が貧しくなりつつある。ということは、いずれ物質的にも貧しくなるでしょう。