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101.ハードワークを支える使命感とストレッチ目標

2015/11/26

本日、拙著『社員が自社的に成長する「全員活躍チーム」の作り方』(幻冬舎)が書店に並び始めました。

今回、初めて出版という執筆活動を経験しましたが、私にとっては困難を極めました。
(おそらく出版会社にとっても)

そもそも
私が小学生の頃、最も苦手だった部類に入ることが
作文を書くことと人前で話すことでした。

人生とは不思議なものでして、
その苦手な事全てを
今私は仕事にしています(笑)。

さて、
何社かの出版会社からオファーを頂いたのが
今年の春くらいからで、エッジのたっている幻冬舎さんに決めたのが7月。

出版会社を決めたところまでは良かったものの、発刊までには通常は1年かかると言われました。

それは遅すぎるー。
昨年からの弊社の課題であった
“真のチーム”や“全員リーダーシップ”の必要性を世の中にもっと広く知ってもらいたい、
いや、知らせなければならない…
この課題を今年内にクリアできなくなる…

一瞬ひるみそうになりましたが、

“自分自身、プロのチームコーチとして生きている限り、目標はストレッチするもの”

と言い聞かせ、出版担当者を前に、態度は控えめに、しかし内容的には横暴とも言えるご無理をお願いしました。

『私たちはチームですよね。
ならば11月には世に出したい。チャレンジしませんか?』

何回か翻意を促されましたが(笑)
チームコーチとして顧客にハードワークを求める以上、自分がそれをしていなければ、前に立つことは無い。

実現について、半信半疑の出版会社担当者に超過密スケジュールを出してもらい、それでも合意して頂いてのチームでのチャレンジが始まりました。

7月後半より企画検討が始まり、編集責任者と本の題名を話し合うも意見が折り合わず、先に原稿をおこし、原稿を膨らましたり、削ったり、表現を何回も書き直したり…

それはそれは、私にとっての苦行が待っていました。
人と未来の話をするのが好きな私。
移動して全国飛び回ることが全く苦にならない私。

それが1日中、社内にいてデスクに向かい、黙って原稿に集中しないといけない事態に。

社内チェックもかけて、認知パターンの違う社員に読みやすいか、読みにくいか意見を求め、時に赤字を入れてもらい、編集側からも赤字が入り、大小合わせて書き直すこと15回近くになりました。

おかげさまで自分の頭が調子よく働くサイクルも把握できるという副産物も手に入れることに(笑)

原稿が徐々に仕上がる中、困ったことは、
いっこうに決まらない題名。

題名の鍵となる『〇〇チーム』という言葉。
この〇〇をどうするかでかなり編集責任者ともめました。当初の私の案は否定され、それはそれで構わないのですが、編集側から出た代案は

すごいチーム。スーパーチーム。ドリームチーム…

今度はどれも私が納得いかず、校了締め切りが近づいて来た10月21日の編集責任者Oさんとの追い込まれた中でのミーティング。

議論も煮詰まった頃、突然

『全員活躍チーム』

という言葉が天から私の頭に降りてきました。
諦めないことの大切さをその時再確認。

最終的にその言葉に決めて、
先方の編集会議を通過したのが
校了9日前のこと。

こうして4か月にわたり、悪戦苦闘した執筆活動も本日
何とか日の目を見ることとなりました。

正直、
使命感がなければこのハードワークはできなかったと思います。

本の中身はチームの構造のポイントなど実践的なものから、
リーダーシップなど読者の皆さんが探求されていくであろう『在り方』の要点に至るまで
体験から来る私なりの答えと
どうか職場が活性し続けて欲しいとの
想いを込めたコンパクトな本が完成しました。

チームとは?

リーダーシップとは?

そのすべての根っことなる

人としての『在り方』とは?

皆さんの職場でこの本を元に議論し、何かしらのヒントを手に入れて実践に結びつけ、
チーム、リーダーシップ、組織文化を育くんで頂ければ幸いです。

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