102.人が育たない、という悩み
2015/12/17
この1週間、あちらこちらで耳にしたのは
「人が育たない」
という言葉でした。
さらには
「どうしたら管理職が育つのでしょうか?」
という質問も多く頂きました。
部下が育でるのは管理職の責任。
『管理職が育たない』とは
部下を育て、職場のパフォーマンスを最高にできていない、
という意味でしょう。
昨日、とある経営者が言われました。
「育つのは2割、残りの8割は半ば諦めている。接し方も、ほどほどにしています。多くを望まず、厳しくせず、半ば諦めモードで。」
『諦め』という言葉がとても気になりました。
諦めモードの管理職の部下は
おそらくその空気を察知しているでしょう。
そこで、「悔しい」
と頑張る部下もいるでしょうし、
「私は諦められている」、「期待されていない」
と感じる人もいるでしょう。
前者は稀で、後者が多い現実を考えると、
管理職は
簡単に諦めるのではなく
根気強く部下を育てなければなりません。
言い換えると
必ずこの部下は成長する、変化するはずである、という信念や情熱が必要であると私の経験上確信しています。
もちろん様々な育成スキル、
コーチングや承認、フィードバック、プレゼン等の力も高めていく必要もありますが、
そのスキルも
『人は育つものである』
という信念に支えられた管理職側の『在り方』があってこそ、はじめて効果的となります。
そんなリーダーシップや在り方にも触れている
拙著『社員が自主的に成長する「全員活躍チーム」の作り方』(幻冬舎)
ご関心ある方は一読頂けると幸いです。
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