105.学習するということ
2016/01/14
チームで振り返りを行うと様々な問題が出てきます。
・お互いコミュニケーションが不足していた
・助け合っていなかった
・全体を見ていなかった…etc
そして話し合い、今後はそれらをあらためようと決意し、
チームは再出発をします。
しかしー。
1カ月が過ぎて、成果を振り返ると、なぜか思い通りの成果が出ていない。
そしてまた振り返ると
・コミュニケーションが不足していた
・助け合っていなかった…etc
あれ?
同じ問題が出てきている!?
もちろん新しい取り組みも幾つかは始まっていたりします。
ここでやっと、自分たちは行動を変えた部分と
変えていなかった部分があることに気づきます。
人は95パーセントは無意識で動き生きていると言われていますが、
まさにほとんど今まで通りの動きをしていたりします。
肯定的に見れば、これまでに学習して意識しなくても無意識にできるようになっているとも言えますが。
しかし、
今までと違った成果を手に入れたい時は、
行動の変化が必要であり、
定着している無意識の行動は時に効果的ではありません。
だから、振り返らないと
過去の行動の何が成果に対して効果的で、
何がそうでなかったのかを評価することができません。
今、効果的ではない、
しかしながら、過去の自分を支えてくれていた無意識に感謝し、
さよならをして、
そして新しい行動を試し、評価し、そこから学びを得て成果につなげていく。
そう考えると、PDCAサイクルを提唱したデミング博士が後日、
PDS(スタディ)Aと置き換えた理由がよくわかりますね。
自戒の意味を込めて、前に進みたくなる衝動を抑え、
振り返る時間をしっかり持つようにしていきたいものですね。
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