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115.若手社員を育成する側に必要なもの

2016/03/24

企業の採用市場において
ここ最近の求人倍率が高止まりし、売り手市場となっています。

若手の採用は経営の長期的な視点からみてもとても重要です。

なぜなら、現在業績が良くても
過去、若手採用を控えたがゆえに組織の高齢化が進み、
事業承継が問題となっている企業もたくさんあるからです。

いわゆる若手が少ない。

若手リーダーが育っていない。

次世代リーダーが育っていない。

そして多くの組織の管理職の方達の若手に対する悩みでよく耳にすることは、
その数少ない虎の子の若手をどう扱えば良いかがわからない。
怒るとすぐに落ち込んでしまう。
挙句の果てにすぐ辞めてしまう。
といったことです。

これでは高い採用費をかけ、さらには新人研修などの費用をかけ、
現場で育成してその結果辞められてしまうと組織としては大きな痛手となります。

ここで見落としがちなのは、若手を育成する側の管理職の育成、
『管理職教育』に組織が力を入れていないケースが多く見受けられるということです。

管理職の方々に若手指導の仕方を聞くと、
指示・命令・ダメ出しが圧倒的に多く、
承認・フィードバック・アドバイス・褒める、
など管理職に必要不可欠なスキルがあまり無いようです。

さらには相変わらずのX理論の考え方、
“人は生まれつき仕事は嫌いでアメとムチを使った命令と監督が効果的である”
という接し方をされている方も多く、
これでは、信賞必罰に慣れていない、怒られることの少ない社会的温室育ちできた若い人は、
売り手市場の今、職場を去っていくこともやむを得ないでしょう。

若手の教育と同時に必要なことは、スキルや在り方を含めた管理職教育。

いつの時代もリーダーの育成は必要不可欠ですね。

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