132.あなたの職場はイノベーション仕様?
2016/07/21
職場のチーム支援の仕事が続々と入り、有難い事に忙しい日々を過ごさせて頂いています。
企業はいま、イノベーション(価値創造)をいかに起こすか?
グローバル企業はもとより、日本の中小企業もイノベーションのための体質変容・強化、
土台作りに力を入れ始めたところが増えているように肌で感じます。
実際に企業に支援に入りますと、初月からチームメンバーの驚きの声が上がります。
はじめて本音で話し合えた
お互いに何を考えているかがよくわかった
はじめて自発的に目標が定まった
etc…
何年も変わらなかった事がたったの数日で変わり、6カ月後にはかつて体験した事のない、
チームで問題解決する
未来志向の戦略
部門を越えた協力
全社視点
勝ちの体験
そして自分たちを分析する目を手に入れ、自律・自走の組織として走り出します。
一方で、
イノベーションの波はAI(人工知能)の発達と共に人の役割も大きく変えようとしています。
「今後20年間で今ある仕事の半分はAIに置き換わり無くなる」
そんな衝撃的な予測が出されて久しいですが、最近マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏が“AI10のルール”なるものを言及されました。
これは、AIに必要な6つのルール、そして人間側に必要な4つのルールを提言したものですが、
働く私たちが大いに考えさせられるものです。
1.AIは、人間性と人類の自動化を支援するためにデザインされること
2.AIは、透明性があること
3.AIは、人間の尊厳を傷つけずに効率を最大化すること
4.AIは、信頼を得るために、知的プライバシーを保護すること
5.AIは、人間に危害を与えた場合に撤回できるよう、アルゴリズム的な責任(誰がどのように作ったかということ?)をはっきりさせること
6.AIは、差別や偏見を防ぎ、適切で見本となる研究を守ること
ここまでは当然のように思われます。
一方の人間に必要なものとして、
7.共感力、他者の考えや感情を感じ取る能力
8.教育、教育への投資
9.創造性
10.判断力、結果への責任
感性、アイデア、創造性、コミュニケーション等の重要性がますます大きくなる中で、
日本の企業の場合、相変わらずの協力体制を生みにくい個人中心の成果主義や、
上意下達、指示命令、アイデアのでないお決まりの会議、もの言えない雰囲気etc…
これではイノベーションも起きないし、社員のモチベーションもなかなか上がらないでしょう。
これからの組織は、
社内にチームリーダーを育成すべく、在り方、コミュニケーションスキル、チーム作り、リーダーシップ開発を行い、
イノベーション=価値創造が生まれる企業体質へのシフトが望まれます。
あなたの職場はイノベーション仕様ですか?
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