135.当事者意識はどのようにして引き出されるか?
2016/08/10
従業員の当事者意識をどうしたら高められるか?
拙著『社員が自主的に成長する「全員活躍チーム」の作り方』を読まれた経営者の方が弊社を訪問されました。
・外発的動機付け(報酬や罰)は長期的には従業員のモチベーションを下げてしまうこと
・内発的動機付け、つまり自律性・熟達・目的とつながる探求を行うこと
などを共有させて頂きました。
内発的動機付けの中心となる経営理念やミッション・ビジョン・バリューは多くの場合、
経営トップが文章作成をし下部組織におろされていくようですが、
実際それらが従業員のモチベーションを上げる効果に結びついた話はほとんど聞きません。
経営理念の言葉が従業員の感情を動かせていない理由は様々ですが、
・上位管理職からの伝え方の問題
・伝える側が心底本心でそう思っていない
・伝える側が言行不一致である
などが主な原因でしょうか。
理念の言葉に受け手がその言葉から呼び起こされる自らの体験とつながり感情を呼び覚ますプロセスには、
伝える側の相手の心を動かすプレゼンテーション力や質問力のスキルアップ、
さらにはその言葉に本気であるといった経営側の『在り方』の探求が求められるのではないでしょうか。
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