151.管理職の悩み
2017/01/05
明けましておめでとうございます。
正月から濃いお話。
1月2日、毎年恒例の高校のクラス会に参加してきました。
私の年代、50代オーバーは部下を持つポジションの旧友も多く、
お酒が進むにつれて、部次長クラスの友人からこんな悩みが出ました。
友人「部下に権限委譲して育てたいと思っている。失敗してもいいからやってみろ、と言っているが、つい口を出してしまう。」
隣で大きくうなずく別の友人ガ「そうそう!」
私「失敗してもいいから自分で考えてやってみろと言ってて、口を出すとは矛盾していないか?」
友人「うむ、しかしそんな手前の小さなプロセスで失敗していてはゴールにたどり着けない。最終的な失敗はいいけれど、初歩の段階で間違うから…」
という彼なりの理屈に対して
私「相手はどう思っているだろうね。」
友人「矛盾してる、と思ってるだろうね。」
私「そのやり方を続けていて望む人材育成ができると思う?」
友人「いや、思わない…」
話はまだ続きましたが、管理職としてのジレンマみたいなものが、ヒシヒシと伝わってきました。
多くの管理職は、自分のやり方で成果を創り、上から認められ昇進、人材マネジメントのポストにつき、少々の管理職研修は受ける。
しかし、その知識を具体的に使いブラッシュアップし、効果的に活用して成果につなげている人はどれほどいるのでしょうか?
かくいう私も、似た悩みを30代のときに嫌というほど味わい、40代から教育研修の世界へ転身。
されど、研修という手法に物足りなさを感じて、やがてコーチングの世界へ。
そして今は職場をチームにする組織開発の新しい手法を中心軸に据えています。
組織変革には2年から3年は最低かかるが故に、早めに取り掛かりたい組織体質改善。
まずは管理職・リーダー層からの変革が必要ですね。
三が日から、日本の組織・職場を活き活きと“全員活躍チーム”にする使命を
再確認させてもらうこととなりました。
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