先日、隣県の伝統ある会社の現場リーダー3クラス対象に、3週連続でリーダーシップ研修を実施しました。

今回はそれぞれ1DAYという事で
「リーダーシップ入門編」として、モチベーション、コーチング、チーム開発等のヒューマンスキル・コンセプチャルスキルの探求支援を行いました。プログラム時間は弊社が提供できる総時間のわずが2.6%の内容でしたが、受講者からは沢山の好評の声を頂きました。

しかし嬉しかった反面、
「上司にこそぜひ受けて欲しい研修プログラムである」との声が多かったのは見過ごせない反応でした。

これまで10年以上、主に企業の管理職にリーダーシップ・チーム開発プログラムを提供してきましたが、
大手・中小企業関係なく、特に管理職以上に未だにリーダーシップ開発が圧倒的に不足している、という点をたびたび痛感してきました。

リーダーシップ開発は、これまでのトップダウン管理とは違い、
一言で言うなら「人のやる気や心に火をつける」という大半難しいテーマであり、
さらにはそれらをマネジメントと結びつける必要があります。
これは、いくら講師が知識や理論を提示してもすぐに身につく訳ではなく
「在り方」と「やり方」の統合が必要でまずまず時間のかかるものです。

組織に必須のリーダーシップ、その学習効果を高めるには、講師こそ自らがリーダーシップを実践的に探求し、
数字と結びつけている必要がある、でないと伝わらない、との思いは10年以上変わる事はありません。

これからも、この難しくも多くの職場に必要なリーダーシップ、そして実は全ての人にあるリーダーシップの「芽」を着実に育てられたら、と思う次第です。