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251.〈人生の四季/新年のご挨拶に代えて〉

2025/01/06

皆さま、本年もどうぞ宜しくお願いします。(喪中のため新年のご挨拶は控えさせていただきます)

いよいよ本日から仕事始めの人も多いかと思います。私は今年も「年末年始も仕事をする」と決めて、家族との時間を大切にしながらも資料作成等に取り組む事ができました。そのせいもあってか本日は気持ちに少しゆとりを持ち体調良く出社できました。

昨年を振り返ると新しい社員パートナーが増えたこと、そして父の死、と公私共に大きな変化がありました。これらがきっかけとなり自分の生き方・考え方にも少なからず影響がありました。
昨年の出来事からの学びとしては、「本気で毎日事にあたる大切さ」と同時に、人生の正午(40歳)から大きく時間が過ぎた今、「残りの人生で何を成したいのか?成すべきか?」を再確認させられた一年でもありました。

人活工房やジャパンウェイ・リーダーシップ協会で学んだ方ならご存知の方も多いかと思いますが、
かの幕末の志士リーダー達を育てた吉田松蔭先生は、

1人1人の人生には
「それぞれの四季がある」

と遺書・留魂録で書き記されました。
短く終わった人の人生も、長く生きた人の人生にも、それぞれ春夏秋冬があっただろうと。

新年に入り、少しゆっくりと自分の仕事・使命に向き合う時間がありました。
ふと、“リーダー“と言われるポジションの経営者・管理職・リーダーetc、にも仕事における“四季”があるのではないか、と頭に浮かんできました。

春…何かの仕事に従事し始め一人前になるまでの時期。周りに助けられ教えられ一人前にしてもらう。

夏…1人前になり、さらにスキルや在り方に磨きをかける時期。後輩の面倒を見る事もある。

秋…いよいよ部下やチームを率いて、彼らと共に成長しながら大きな目標に挑み皆で成し遂げる時期。

冬…次の春に備えて、次世代の育成を中心に自分がいなくても会社や組織が回っていく状態を完成させる時期。
これまでの経験から得た学びを多くの人たちにも分かち合う“伝道師的“な役割もある。

春とは何歳くらいを指すのだろう?20歳くらいから?
夏は30歳くらいから?
40歳くらいから秋に入り、冬は60歳くらいから?等と
明確に区切りはつけれるかと言うと、人の寿命は様々ですし、転職が当たり前の時代ですから必ずしも型にはまる訳ではありません。
ただし、
“リーダー“を自負し、「人を残すのが“上”」と考えるならば、
10年くらいのスパンで取り組みを考えた方が良いように思います

還暦を目前に控えた私の場合、残りの人生を短く見積もった場合、
これからの10年は“冬”として取り組むか。
もし長く見積もるなら、
“秋”となりますが、先はわからないので“冬”の意識も持ち合わせながら
二刀流で進めていく方が悔いの残らないようにも思います。

さて、
皆さんは今、どの季節にいて、
次の10年はどの季節を過ごされるのでしょうか?

そんな人生という大きな流れの中で、自分の立ち位置と役割・使命を考え今年の目標を定めるのも良いかと思います。

本年も皆様にとって、充実した一年となりますようお祈り申し上げます。

令和7(2025)年1月6日
小笠原健

 

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